パッタドル

若くして看守としての初任務を担う82歳の女性で、特徴的な鼻の形と整えられた前髪が印象的です。彼女は貴族の家系出身であり、リシオンとフレキという罪人を担当しています。彼女は非常に真面目な性格ですが、感情的になりやすい一面も持っています。彼女は強力な結界を使いこなす能力を持ち、巨大な歩き茸の踏み付けにも耐えることができます。また、連絡用の妖精も管理しており、その能力は多岐にわたります。

彼女はミスルンについて「何を考えているか分からない」と感じつつも、「不気味だが優秀」と評価しています。ミスルンがカブルーと共に事故に遭遇した際には、彼女は非常に動揺し、心配のあまりに暴走してしまい、待機中の仲間を無計画に上陸させてしまいました。

経験不足から、チルチャックの「マルシルは宮廷魔術師の娘」という発言を誤解し、エルフの宮廷魔術師だと勘違いしてしまいます。この誤解が原因で、マルシルに対してしおらしい態度を取ってしまいました。また、彼女はマルシルがハーフエルフであることを知らず、他のカナリア隊員はその事実を把握していたようです。

戦闘時にはカブルーの指示で結界を張ろうと試みましたが、マルシルによって生み出された巨大蜘蛛によって麻痺させられてしまいます。また、シスヒスとは不仲で、彼女がミスルンに無礼を働くのを注意したことがあります。シスヒスがミスルンに幻術をかけようとした際、ミスルンがそれにかからなかったため、彼女は知らぬ間に命拾いしました。その後、シスヒスはミスルンに従順になりました。マルシル軍との戦いでは、彼女が張っていたバリアのおかげで無傷でいられました。