キヨミ・アズマビト (Kiyomi Azumabito)

ヒィズル国の外交特使である貴婦人は、アズマビト家の頭首であり、財閥のオーナーとして大きな影響力を持っています。彼女は純血の東洋人であるミカサの母親と似た顔立ちをしています。

祭事の前夜祭では、日本の着物に似た衣装を身にまとい、給仕で失敗したウドをエルディア人と知りながらも庇いました。祭事が始まる直前にはヴィリーの控室を訪れ、彼を労った後、迅速にその場を去り、エレンの襲撃を避けました。

852年にはジークの仲介でパラディ島を訪れ、ミカサが約100年前にエルディア王家に招かれたヒィズル国将軍家の末裔であることを伝えました。アズマビト家も将軍家を祖とする同族であることを明かし、協力的な姿勢を見せつつも、立体機動装置のガスに使われる「氷爆石」などの資源による利益を期待していました。

854年のマーレ遠征作戦後には、「地鳴らし」観測用の飛行艇を持って再びパラディ島を訪れました。島内でのクーデターから港湾施設に避難していましたが、「地鳴らし」発動後にフロックらイェーガー派に拘束されました。ハンジらに救出されると、飛行艇の整備のためにマーレ湾岸都市オディハへ向かうことを提案し、そこで飛行艇を整備し、エレン討伐隊の出発を見送りました。

彼女は将軍家の末裔であるミカサに敬意を払い、アズマビト家の利害関係を超えて彼女を保護する意向を示しています。

エピローグでは、「天と地の戦い」から3年後、和平交渉のためにパラディ島を訪れるアルミンたちをヒストリアと共に迎え入れました。