ちょむすけ（暴虐の魔獣・ウォルバク）

黒い猫で羽が生えているめぐみんのペットは、紅魔の里でこめっこに拾われて以来、彼女の大切な仲間となった。メスのこの猫は、火を吹く特技を持ち、それはセシリーによって教え込まれたものである。また、羽を使って飛ぶこともできる。

当初、この猫には名前がなく、めぐみんが学校に連れて行った際に「自分の半身」と紹介したことから、クラスメイトたちは猫を「めぐみん」と呼び始め、本来のめぐみんは「ニセめぐみん」と呼ばれることに。この混乱は、ゆんゆんが猫に「クロ」という仮名を提案したことで一旦収束したが、紅魔族にとっては奇妙な名前だったため、後に「ちょむすけ」と改名された。

ちょむすけは人懐っこく、おとなしいが気が弱い性格で、めぐみんやゆんゆん、カズマ、ダクネスには特に懐いている。しかし、アクアに対しては何故か嫌悪感を抱いており、アクアの魔力を持つゼル帝とも相性が悪い。紅魔の里では、自分を食べようとするこめっこに怯えていた。

ちょむすけの正体は、紅魔の里に封印されていた怠惰と暴虐の女神・ウォルバクの半身である暴虐の魔獣だった。封印が解けた際に邪神としての記憶を失っていたため、自分の部下である悪魔（アーネス）にも近寄らなかった。

ウォルバク撃破後、ちょむすけは心身に軽い変化が見られ、以前は嫌っていた風呂が好きになるなどの変化があった。また、「ウォルバク」という言葉に反応するようになった。