ナサニエル・ホーソーン

「組合」の職人である27歳の男性。彼はメガネを掛け、牧師風の黒衣を身にまとっています。誕生日は7月4日、身長は188センチメートル、体重は72キログラム、血液型はA型です。彼の好きなものは神、聖書、信仰、潔白で、嫌いなものは悪魔と異端です。

三社戦争の際、彼はミッチェルと共に豪華客船を守る任務を受けていましたが、梶井による客船爆破を阻止できず、ポートマフィアの刺客と戦いながら避難を試みていました。その途中で芥川に襲撃され、重傷を負います。芥川が「何か」のために命を燃やす姿に「信仰」に近いものを感じ、彼の願い通り全力で戦うことを誓いました。戦闘終了後、フィッツジェラルドの金で全てを解決しようとする姿勢を痛烈に批判しました。

フィッツジェラルドが行方不明になった際、ミッチェルを治すことを条件にドストエフスキーに勧誘されます。その後、記憶と正気を失った状態で福沢と鷗外を襲撃しました。さらに、ドストエフスキーの指示でフィッツジェラルドを襲撃するも失敗します。その後、天空カジノで敦の説得に応じようとしたシグマを粛正し、敦も始末しようと『アンの部屋』まで追い詰めましたが、アンとの鬼ごっこに敗れて異空間に拘束されました。

彼の異能「緋文字（ひもんじ）」は、自身の血液を聖なる文字に変えて操る能力です。弾丸のように飛ばしたり、障壁を作ったり、敵を縛ったり、血溜まりから文字を射出したりすることができます。また、虚空に固定した緋文字を踏むことで空中歩行も可能です。しかし、血液でできているため水に薄まり溶けてしまうという弱点があります。この能力は、芥川の「羅生門」に近い系統の異能です。能力名は、アメリカの文豪ナサニエル・ホーソーンの小説作品から取られています。