ファルコ・グライス (Falco Grice)

戦士候補生の少年は、ガビに好意を抱き、彼女を救うために「鎧の巨人」の継承を目指しています。しかし、巨人の継承が本当に名誉なことなのか疑問を抱いています。ガビとは異なり、彼はパラディ島の住民を悪魔ではなく、自分たちと同じ人間だと考えています。

彼は心優しい性格で、スラバ要塞攻略戦後にレベリオ区に戻った際、マーレの負傷兵と交流を深め、自信をつけていきます。しかし、その負傷兵がエレンであることに気づかず、エレンの計画に利用されてしまいます。エレンとライナーの会話を通じて、マーレの過ちとパラディ島の悲劇を知り、国の方針に対する疑問を深めます。エレンたちの襲撃後、復讐に燃えるガビを止めるため、共に飛行船に乗り込み捕虜となります。

ガビと共に脱獄した後、カヤと出会い、ベンとミアの兄妹と偽ってブラウス厩舎で世話になります。その後、ガビがニコロにワインボトルで殴られた際、彼女を庇ったことでジークの脊髄液を摂取してしまいます。ナイルらと共にシガンシナ区に幽閉されますが、マーレ軍の総攻撃後に解放されます。コルトやガビと再会し、ガビに想いを伝えます。「叫び」を阻止するためジークの元へ向かいますが、叶わずに巨人化してしまいます。自我を失ったまま鎧の巨人のうなじに噛み付きライナーを捕食しようとしますが、ポルコを捕食し人間に戻ります。

継承した顎の巨人には、彼が巨人化する際にジークの脊髄液を摂取した影響で、少し獣の巨人の特徴が現れています。後に飛行能力も獲得し、その能力を活かしてミカサやアルミンらと共に地鳴らしを止める際に大きな戦力となります。

原作の最終回では、リヴァイ、ガビ、オニャンコポンと共に行動しています。アニメでは、ガビと共に地ならしによって破壊された森林の再興をしています。