ガビ・ブラウン (Gabi Braun)

戦士候補生の少女は、自信家で型破りな性格を持っています。彼女はパラディ島の人々を「悪魔の末裔」として憎んでおり、「鎧の巨人」の継承を望んでいます。ライナーの従妹であり、家族ぐるみで親しい関係を築いており、彼に憧れています。ファルコから好意を寄せられていますが、彼女はそのことに気づかず、ファルコの行動を煩わしく感じています。

スラバ要塞攻略戦での活躍により、「鎧の巨人」の継承が有力視されていましたが、エレンたちによるレベリオ区襲撃で仲間や町の人々を失ったことで復讐を決意します。彼女はロボフを射殺し、立体機動装置を使ってエレンたちの飛行船に潜入し、サシャを殺害しますが捕らえられ、パラディ島へ連行されます。

ファルコと共に監禁されていましたが、仮病を使って看守を殴り脱走します。カヤと出会い、ブラウス厩舎でサシャの家族と交流します。カヤの勧めでニコロと接触し、サシャを撃ったことを報告しますが、彼の怒りを買い、ファルコを負傷させてしまいます。サシャの両親が彼女を憎まなかったことや、カヤから「人殺し」と罵られたことで、彼女の「パラディ島のエルディア人は悪魔」という思想が揺れ動きます。

パラディ島に潜入したピークの協力でマーレ軍と合流し、ファルコを巻き込んだ罪悪感からコルトと共にファルコの捜索に向かいます。ファルコとの再会時には、エルディア人のナイルの行動を信じてコルトを制止するなど、行動に大きな変化を見せます。サシャの両親の優しさとカヤの憎しみに触れたことで、彼女は「悪魔なんていなかった」と考えを改め、これまでの行動を悔います。

エレンがジークと接触する寸前に対人ライフルでエレンの首を撃ちますが、エレンは巨大な巨人となり「地鳴らし」を発動させます。その後、戦士隊や104期と共に行動し、「天と地の戦い」ではリヴァイの補助を得て、対巨人ライフルでアルミンを捕らえた巨人の目を撃ち抜き、地鳴らしの阻止に貢献します。家族と再会しますが、光るムカデのガス攻撃で巨人化し、アニメではピークを襲うもエレンの死亡により人間に戻ります。原作の最終回ではリヴァイ、ファルコ、オニャンコポンと共に行動し、アニメではファルコと共に破壊された森林を再興しています。